おすすめの交換先は?ANAマイルのお得な使い方をご紹介!

フランスの風景画像

ANAマイルを貯めている方やこれから貯めようと考えている方は、もしANAマイルが貯まったら何に使いたいですか?

ANAマイルを何に使うか明確な方もいらっしゃると思いますが、まだ何に使うかが決まっていない、もしくは何に使うのがお得なのか分からないという方もいらっしゃると思います。

結論から申し上げると、ANAマイルを貯めるならANAもしくはANAの提携航空会社の飛行機関連の特典に利用するのがお得です。ただ、マイルの有効期限やマイル数、空席の関係で、想定していた通りに使えないという方もいらっしゃるかと思いますので、飛行機で使う方法だけではなく、飛行機以外で使う方法についても紹介させていただきます。

ご自身に合った使い方がどれかを考えながら読み進めていっていただければと思います。それではさっそく、ANAマイルの交換先とお得な使い方についてご紹介させていただきます。

飛行機で使う

ユナイテッド航空の正面画像
ANAマイルを貯めていらっしゃる方の多くは、マイルを飛行機で使いたいと考えていらっしゃると思います。まずは、ANAマイルを飛行機で使う場合、どのような使い方ができるのかをご紹介させていただきます。

ANAマイルを飛行機で使う場合、主に下記の3通りの使い方ができます。

それでは、これらの詳細について見ていきましょう。

特典航空券に交換

まずは、ANAマイルの交換先として最も代表的といえる、特典航空券についてご紹介していきます。

「そもそも特典航空券ってなんだ!?」っていう方もいらっしゃるかもしれませんので簡単に説明すると、特典航空券とは貯めたマイルで交換した航空券のことです。貯めたマイル数によって、さまざまな路線の航空券に交換できます。

ただ、一口に特典航空券といっても、ANAマイルで交換できる特典航空券の種類は1つではなく、下記のような種類があります。

これらの交換に必要なANAマイル数や特徴などについて、このあと説明していきます。

ムギちゃん
特典航空券の種類は分かったけど、それぞれどのくらいお得に使えるの?
ピーちゃん
どの程度お得かは気になるよね!このあと、それぞれどの程度お得に使えるかについても説明していくね!

ANA国内線特典航空券

まずはANA国内線特典航空券です。こちらは、ANAマイルが運航する国内線の航空券(ANA便名の路線)に交換したものです。交換に必要なANAマイル数は搭乗区間やシーズンなどによって異なります。

下図にANA国内線の代表的な区間についての必要マイル数をまとめましたので、参考にしてみてください。

区間ローシーズンレギュラーシーズンハイシーズン
東京ー大阪5,000マイル6,000マイル7,500マイル
大阪ー福岡
東京ー札幌6,000マイル7,500マイル9,000マイル
東京ー福岡
大阪ー札幌
大阪ー沖縄
東京ー沖縄7,000マイル9,000マイル10,500マイル
札幌ー沖縄8,500マイル10,000マイル11,500マイル

※普通席利用、片道。

国内線の必要マイル数について、より詳しく知りたい方は、ANAのHP(国内線シーズン・マイルチャート)をご参照ください。

ANA国内線特典航空券は片道でも予約することができるため、片道5,000マイルからと、比較的少ないマイル数から交換することができます。これがどの程度お得かということについては、路線や搭乗日によっても変わってくるので、ランダムに選んだ路線・日時で説明したいと思います。(無理にお得感を出したくないのも理由です…)

例えば、往路:2018年10月23日、復路:2018年10月25日の東京ー沖縄路線を利用する場合の特割運賃と特典航空券の必要マイル数を比較してみましょう。

  • 特割運賃
国内線特割キャプチャ(東京ー沖縄)
  • ANA国内線特典航空券
国内線特典航空券キャプチャ(東京ー沖縄)

この例の場合、特割49,980円の航空券と同等の特典航空券を18,000マイルで交換できることが分かります。この特典航空券を利用した場合の1マイル当たりの価値を計算してみます。(条件が違うなどの細かいことは目を瞑ってください…)

49,980 ÷ 18,000 ≒ 2.78

つまり、1マイル=2.78円の価値があるということになります。ANA国内線特典航空券に交換した場合のANAマイルの価値は、1マイル=1.5円~5円程度なので、この例はまずまずお得な例と言えます。

マイルの価値とは?
マイルをどの程度お得に使ったかを定量的に表すために、1マイルあたりの価値がどの程度であるかを金額で知る必要があります。例えば、100,000円相当の航空券を20,000マイルで交換した場合、100,000 ÷ 20,000 = 5.0(円/マイル) なので、1マイルの価値は5.0円と考えることができます。

計算方法は下記を参考にしてください。

実際に購入した場合の金額 ÷ 必要マイル数 = 1マイルあたりの価値

マイルの価値については、お得感を気にしない方は特に気にする必要はありません

ただ、「せっかく貯めたマイルを少しでもお得に使いたい!」と考えている方は、特典航空券を予約する前に一度計算してみるのも良いかもしれませんね。実際に購入した場合の金額よりも必要マイル数の方が高かったら損ですし…

ANA国際線特典航空券

次に、ANA国際線特典航空券です。こちらについては、ANAマイルをANAグループが運航する国際線の航空券に交換したものです。交換に必要なANAマイル数は搭乗区間や搭乗クラス、シーズンなどによって異なります。

ANA国際線の必要マイル数は下図のとおりです。

ANA国際線特典航空券の必要マイル数

※往復。シーズンはL(ロー)、R(レギュラー)、H(ハイ)。クラスは、Y(エコノミー)、C(ビジネス)、F(ファースト)。

ANAマイルをANA国際線特典航空券と交換する際には、別途各種税金、燃油サーチャージがかかります

また、ANA国際線特典航空券の必要マイル数や諸条件について、より詳しく知りたい方は、ANAのHP(ANA国際線特典航空券の概要)をご参照ください。

ANA国際線特典航空券は片道での予約はできず、往復での予約となるため、往復12,000マイルから交換することができます。こちらについても、ランダムに選んだ路線・日時を使って、どの程度お得かを説明したいと思います。

国際線については、往路:2018年11月12日、復路:2018年11月16日の東京ーロサンゼルス路線を利用する場合の通常運賃と特典航空券の必要マイル数を比較してみましょう。

  • 通常運賃(エコノミークラス)
エコノミークラス国際線通常航空券キャプチャ(東京ーロサンゼルス)
  • 特典航空券(エコノミークラス)
エコノミークラス国際線特典航空券キャプチャ(東京ーロサンゼルス)

まず、エコノミークラスについては、通常運賃275,960円の航空券と同等の特典航空券を50,000マイルで交換できることが分かります。各種税金や燃油サーチャージも考慮に入れたうえで、この特典航空券を利用した場合の1マイル当たりの価値を計算すると下記の通りになります。

(275,960 ー 37,450) ÷ 50,000 ≒ 4.77

つまり、1マイル=4.77円の価値があるといえます。これは、前述のANA国内線特典航空券と比べても高い数字であることがお分かりいただけるかと思います。

  • 通常運賃(ビジネスクラス)
ビジネスクラス国際線通常航空券キャプチャ(東京ーロサンゼルス)
  • 特典航空券(ビジネスクラス)
ビジネスクラス国際線特典航空券キャプチャ(東京ーロサンゼルス)

次に、ビジネスクラスについては、通常運賃979,960円の航空券と同等の特典航空券を85,000マイルで交換できることが分かります。各種税金や燃油サーチャージも考慮に入れたうえで、この特典航空券を利用した場合の1マイル当たりの価値を計算すると下記の通りになります。

(979,960 ー 37,450) ÷ 85,000 ≒ 11.09

つまり、1マイル=11.09円の価値があるといえます。

  • 通常運賃(ファーストクラス)
ファーストクラス国際線通常航空券キャプチャ(東京ーロサンゼルス)
  • 特典航空券(ファーストクラス)
ファーストクラス国際線特典航空券キャプチャ(東京ーロサンゼルス)

ファーストクラスについては、通常運賃1,825,960円の航空券と同等の特典航空券を150,000マイルで交換できることが分かります。各種税金や燃油サーチャージも考慮に入れたうえで、この特典航空券を利用した場合の1マイル当たりの価値を計算すると下記の通りになります。

(1,825,960 ー 37,450) ÷ 150,000 ≒ 11.92

つまり、1マイル=11.92円の価値があるといえます。

これらは一例ではありますが、基本的には上位クラスになるほど1マイルあたりの価値が高くなることが多いです。そのため、ANA国際線特典航空券を利用する場合は可能な限り上位クラスを利用することがお得にマイルを使うコツだといえます。

ムギちゃん
へ~!上位クラスの特典航空券に交換するには、ものすごくたくさんマイルが必要になると思ってたけど、そうでもないんだね!
ピーちゃん
そうなんだよ!だから、通常運賃ではなかなか乗れないファーストクラスも、マイルを使えば夢じゃなくなるよ。

提携航空会社特典航空券

提携航空会社特典航空券とは、ANAマイルを、スターアライアンス加盟航空会社やANA独自の提携航空会社が運航している航空券に交換したものです。ANA便を利用する場合でも、行程の途中で提携航空会社便を1つでも利用すると提携航空会社特典航空券となります。

  • スターアライアンス加盟航空会社
スターアライアンス加盟航空会社の一覧
  • ANAの提携航空会社
ANA提携航空会社(スターアライアンス以外)

提携航空会社特典航空券のお得な使い方については、ANA国際線特典航空券とおおむね同様で、上位クラスになるほど1マイルあたりの価値が高くなることが多いです。ただ、必要マイル数やルールがANA国際線特典航空券とは異なります。

ルールについては複雑なので、ANAのHP(提携航空会社特典航空券の概要)をご参照ください。別記事で分かりやすく解説できたらリンクを貼ります。

日本発の場合、海外での乗換えの有無により必要マイル数が異なります。海外での乗換えがある場合は発着地がZone 1-A、海外での乗換えがない場合は発着地がZone 1-Bとなります。また、ANA国際線特典航空券と異なり、シーズンの区分けがありません。

提携航空会社特典航空券の必要マイル数については下図のとおりです。

提携航空会社特典航空券の必要マイル数

※日本を出発してから日本に到着するまでの必要マイル数。

ANAマイルを提携航空会社特典航空券と交換する際には、別途各種税金、燃油サーチャージがかかります

また、提携航空会社特典航空券の必要マイル数や諸条件について、より詳しく知りたい方は、ANAのHP(提携航空会社特典航空券の概要)をご参照ください。

Zone 1-Aの必要マイル数については、ANA国際線特典航空券のレギュラーシーズンと変わりません。Zone 1-Bについては、Zone 1-Aと比べると必要マイル数が少し多くなっています。そのため、目的地への直行便がない場合はZone 1-Bを利用し、直行便がある場合は可能な限りZone 1-Aを利用するのが良いでしょう。

提携航空会社特典航空券には、スターアライアンス加盟航空会社便を利用した世界一周特典航空券もあります。世界一周特典航空券の必要マイルについては、ゾーン制ではなく距離制になっています。日本からエコノミークラス利用の場合、最短路線で必要マイル数65,000マイルから利用ができるようです。

詳しくは、ANAのHP(提携航空会社特典航空券のご利用条件)の『世界一周』をご覧ください。

世界一周特典航空券を利用して複数の国や地域を滞在すれば、素敵な体験がたくさんできそうですね!

バニラエア特典航空券

ANAマイルはバニラエアの特典航空券に交換することもできます。必要なANAマイル数は搭乗区間によって異なります。バニラエア特典航空券の必要マイル数は下図のとおりです。

バニラエア特典航空券必要マイル数一覧
バニラエア特典航空券の諸条件については、ANAのHP(バニラエア特典航空券の概要)をご参照ください。

バニラエア特典航空券は、通年片道5,000マイルから利用することができます。路線の距離を比較しても、ANA国内線特典航空券より若干少ないマイル数で利用できることが分かります。(ANAのローシーズンは、東京ー札幌 片道6,000マイル、東京ー沖縄 7,000マイル)

バニラエア特典航空券がどの程度お得なのかについては、路線や搭乗日によっても変わってくるので、ランダムに選んだ路線・日時で説明したいと思います。

例えば、往路:2018年10月23日、復路:2018年10月25日の成田ー石垣路線を利用する場合の通常運賃と特典航空券の必要マイル数を比較してみましょう。

  • 通常運賃
バニラエア通常航空券(成田⇔石垣)
  • バニラエア特典航空券
バニラエア特典航空券(成田⇔石垣)

この例の場合、特割34,620円の航空券と同等の特典航空券を17,000マイルで交換できることが分かります。この特典航空券を利用した場合の1マイル当たりの価値を計算してみます。(条件が違うなどの細かいことは目を瞑ってください…)

34,620 ÷ 17,000 ≒ 2.04

つまり、1マイル=2.04円の価値があるということになります。なんとか2円台に乗ることはできましたが、ANA国内特典航空券に比べ1マイルあたりの価値が低くなるように感じられます。というのも、バニラエア特典航空券はANA国内線特典航空券に比べ必要マイル数が少ないものの、バニラエアはLCCであるため通常運賃も安いからです。

ムギちゃん
いろんな特典航空券を比べてみると、ANA国際線特典航空券の上位クラスがお得感あるね。
ピーちゃん
金額的な価値で考えると、確かにANA国際線特典航空券の上位クラスがお得だね。
でも、お得感にこだわり過ぎて、使いたいことに使えなくなっちゃったら意味ないから、自分が満足できる使い方を見つけることも大切だね!

ANA SKYコインに交換

ANA SKYコインとは、ANAの国内線・国際線航空券やツアー・パックなどの旅行商品に利用できる電子クーポンのことです。1コイン=1円として、10コイン単位(10円分相当)で使うことができます。

例えば、100,000円の航空券の支払い時に20,000コインを使った場合、残り80,000円を支払えば良いということになります。

ANA SKYコインを使って購入する航空券は、現金購入枠の航空券であるため、空席があれば予約ができます。そのため、特典航空券のように座席数が少ないということがなく、予約が取りやすいです。また、フライトマイルやプレミアムポイントを貯めることも可能です。

ANAマイルからANA SKYコインへの交換は、1マイルからできます。基本のレートは1マイル=1コインですが、大量マイルをANA SKYコインに交換すると最大1.7倍までレートを上げられます。詳しくは、下図をご覧ください。

ANA SKYコインの交換率

このように、持っているANAカードの種類や会員ステータスによって交換率は異なりますが、10,000マイル以上をANA SKYコインに交換した場合、交換のレートが上がります

そのため、ANAマイルをANA SKYコインに交換した場合のマイルの価値は、1マイル=交換レートの倍率となります。

例えば、ANAゴールドカードを持っている方は50,000マイル以上で交換レートが1.6倍なので、50,000マイルを80,000コインに交換することができ、1マイル=1.6円として使うことができます。

特典航空券の予約ができない場合や、特典航空券の1マイルあたりの価値がご自身のANA SKYコインの交換レートの倍率を下回る(上の例の場合、1マイル=1.6円以下)場合には、ANA SKYコインへの交換を検討するのが良いでしょう。

座席のアップグレード

ANAマイルを使って、飛行機の座席アップグレードもできます。ただし、ANAマイルを使った国内線の座席アップグレードはできません。国際線は、路線によって異なりますが、ANA便とスターアライアンス加盟航空会社便については、片道12,000マイルから座席のアップグレードができます

ANAマイルを使った座席アップグレードの対象は正規運賃の航空券のみです。購入する航空券が座席アップグレードの対象かを調べるには、下図の赤枠の中が『対象』となっているかを確認しましょう。

アップグレード対象かの確認箇所

ANAマイルを使った座席アップグレードがどのくらいお得かを調べるために、東京ーロサンゼルス間の場合を例に挙げて考えてみましょう。

  • ビジネスクラス通常航空券
ビジネスクラス国際線通常航空券キャプチャ(東京ーロサンゼルス)
  • エコノミークラス通常航空券
エコノミークラス国際線通常航空券キャプチャ(東京ーロサンゼルス)

上図の場合、ビジネスクラス航空券とエコノミークラス航空券の差額を計算すると、979,960 ー 275,960 = 704,000となり、704,000円の差額があることが分かります。

次に、このエコノミークラス航空券をビジネスクラス航空券に交換するのに必要なマイル数を求めます。

座席アップグレード必要マイル数説明用画像

上図を見ると、東京ーロサンゼルス間のエコノミークラス→ビジネスクラスの座席アップグレードに必要なマイル数は、片道25,000マイルということが分かります。この例の場合は、往復ともアップグレードするので、往復50,000マイルが必要になります。

704,000円の差額を50,000マイルで支払うので、1マイルあたりの価値を計算すると、704,000 ÷ 50,000 = 14.08となり、1マイル=14.08円で使えるということになります。

数字だけを見るとかなりお得なANAマイルの使い方に見えますが、通常運賃の航空券を購入が条件であるため、ある程度の現金も必要となります。さらに、アップグレード枠がいっぱいになってしまうとアップグレードすることができなくなってしまいますので、アップグレード狙いで通常航空券を購入するよりも、出張などで通常航空券を使う機会があれば座席アップグレードにチャレンジするくらいの感覚でいるのが良いでしょう。

飛行機以外で使う

ANAマイルは飛行機以外の下記のような特典に交換することもできます。

  • 提携ポイント(楽天、nanaco、Tポイント、スタバなど)への交換
  • ホテルの宿泊クーポンへの交換
  • レストランのお食事クーポンへの交換
  • ANAセレクション特典への交換
  • ベンツ購入割引クーポンへの交換

他にもいろいろありますが、非常に膨大な量の特典がありますので、気になる方はANAのHP(マイルを使う)をご参照ください。

ANAマイルを飛行機以外で使う場合、1マイル=1.0円以下となるものばかりなので、あまりおすすめはできませんが、マイルを使う機会がない方やマイルが有り余っている方、有効期限が切れそうな方、狙っている航空券が予約できない方などが最終手段で使うのが良いでしょう。

ムギちゃん
せっかくマイルを貯めるなら、飛行機に使った方が良いってことだね!
ピーちゃん
そうなの。マイルを貯めても飛行機に乗らないっていう人は飛行機以外の特典に交換するのもアリなんだけど、飛行機に乗ろうと思ってコツコツ貯めたマイルを飛行機以外の特典に交換するのは少し勿体ない気がするね。

お得な交換先は?

ANAマイルを飛行機に使う場合と飛行機以外に使う場合の両方を見てきましたが、ここからはANAマイルのお得な交換先が一体どれなのかを説明していきます。

何に交換するのが最もお得?

ここまで見てきた実例をもとに、ANAマイルを何に交換するのがお得なのかを下図のように順位付けしてみました。

順位おすすめ度特典名1マイルの価値特記事項
1★★★★★ANA国際線特典航空券、提携航空会社特典航空券(ファーストクラス、ビジネスクラス)11.92円/マイル(ファーストクラス)
11.09円/マイル(ビジネスクラス)
2★★★★ANA国際線特典航空券、提携航空会社特典航空券(エコノミークラス)4.77円/マイル
3★★★ANA国内線特典航空券2.78円/マイル
4★★★バニラエア特典航空券2.04円/マイル
5★★ANA SKYコイン1.0~1.7円/マイル
6座席アップグレード14.08円/マイルマイルの価値は高くなるが、ある程度の現金が必要。
7飛行機以外の特典~1.0円/マイル

マイルの価値を高めるという意味では、上図の順位の上にあるものほどお得といえます。なので、お得感を追求する方には上図の順位が上のものをおすすめします。

一方で、ANAマイルを貯めて、どこか行きたい場所があるという方やたくさん旅行がしたいという方には、ある程度のお得感を求めつつ、特典を使い分けることをおすすめします。

どう使い分ければいいの?

ANAマイルの特典をどう使い分ければいいのかについて、下図に流れを表しました。ANAマイルを飛行機で使いたいと考えている方は、下図の流れに沿ってANAマイルを交換して行くことで、ご自身が希望する条件に近い特典を手に入れることができるだけでなく、その時交換できる最もお得な特典に交換しやすくなります

ANAマイルの特典への交換使い分けのフロー
本文にリンクしていますので、該当箇所をもう一度読みたい方は下記のリンクから戻れます。

『目的のANA特典航空券または提携航空会社特典航空券を予約する。』にたどり着いた方⇒ANA国際線特典航空券ANA国内線特典航空券提携航空会社特典航空券

『目的のバニラエア特典航空券を予約する。』にたどり着いた方⇒バニラエア特典航空券

座席をアップグレードする。』にたどり着いた方⇒座席アップグレード

ANA SKYコインを使って目的の航空券を購入する。』にたどり着いた方⇒ANA SKYコイン

飛行機以外の特典航空券に交換する。目的地を変更する。』にたどり着いた方⇒飛行機以外に交換

『機会が来るまで待つ。』にたどり着いた方⇒待ちましょう。

もし、ANAマイルを特典に交換する際に、どのような優先順位で交換すればよいのか迷ったときには参考にしていただければ幸いです。

まとめ

ここまでご覧いただいたとおり、ANAマイルを最もお得に交換する方法は、上位クラスのANA国際線特典航空券や提携航空会社特典航空券に交換することです。しかし、空席の有無やマイル数不足、有効期限などによって、必ずしも最もお得な特典に交換できるわけではありません

そもそも、ANAマイルを特典に交換する際に最も大切なことは、本当にその特典が欲しいかどうかです。

この記事を読まれた方には、お得感だけに惑わされることなく、本当に欲しい特典をその時点で最もお得に手に入れていただくことができれば幸いです。