マイルをこれから貯めようと考えている人の中には「マイル会員になるには何をすればいいの?」という方もいらっしゃると思いますので、この記事ではANAのマイレージプログラムであるANAマイレージクラブの入会について説明させていただきます。
もし、ANAマイルを貯めようと考えている方の中で、まだANAマイレージクラブに入会していない方は、お早めに入会されることをおすすめします。というのも、せっかくマイルを貯める機会があっても、マイル会員になっていないとマイルを無駄にしてしまうことがあるからです。
私も一時期、海外などに行く機会が多く、頻繁にANAの飛行機を利用していました。しかし、マイレージプログラムに入会するのがなんとなく面倒くさく感じられて入会を先延ばしにしてしまいました。
結局、その時のマイルを貯めることはありませんでした。後から計算し、何万マイルかを無駄にしていたと気づいたときにはもう手遅れで、非常に悔しい思いをしました。
この記事を読んでくださっている方には同じ過ちを繰り返さないでほしいと思っています。ANAマイルを貯めようと思っている方でANAマイレージクラブに入会していない方には、この機会に入会してもらえたら嬉しいです。
目 次
ANAマイレージクラブの会員カードの種類と入会金・年会費
ANAマイレージクラブに入会するためには、まず会員カードの発行を行う必要があります。
ただ、会員カードを発行するといっても、クレジットカード機能の有無や、審査の有無、入会金・年会費などによって会員カードの種類が非常に豊富なため、下図に簡単にまとめました。
会員カードの分類 | 会員カードの機能 | クレジット機能 | 審査 | 入会金 | 年会費 |
---|---|---|---|---|---|
ANAマイレージクラブカード | 会員カード機能のみ ※デジタルカード(スマホ対応版)もある | なし | なし | 無料 | 無料 |
ANAプリぺイドカード (VISA/JCB) | 会員カード+プリペイド機能 | VISA→税込640円 JCB→税抜500円 ※無料キャンペーンあり |
|||
ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード | 会員カード+キャッシュカード機能+デビットカード機能 | あり | 無料 | ||
ANA一般カード | 会員カード+クレジットカード機能 | あり | ※カードにより異なる | ||
交通系IC一体型カード | 本会員2,160円 | ||||
ANAワイドカード | 本会員7,830円 | ||||
ANAゴールドカード | ※カードにより異なる | ||||
ANAカードプレミアム | |||||
その他提携カード |
その中でも、クレジットカード機能あり(提携カードを除く)の会員カードをANAカードと呼びます。
どの会員カードを作ればいいの?
これだけ見てもどの会員カードを作ればよいのか判断するのが難しい方もいらっしゃるかと思いますので、パターン分けをしてみました。以下の3パターンのうち、ご自身がどれに当てはまるかで判断してみてください。
- クレジットカード決済などで効率よくマイルを貯めたい
- とにかく何をどうしていいのか分からない
- マイルは貯めたいが、クレジットカード機能は必要ない
クレジットカード決済などで効率よくマイルを貯めたい
クレジット決済などを使って、効率よくどんどんマイルを貯めていきたいという方は、ANAカードを作るのがおすすめです。基本的に年会費などがかかるものが多いですが、クレジット機能のない会員カードに比べ、マイルが貯めやすいです。クレジットカード決済で入会金や年会費分を回収することができる場合も多いです。
ANAカードの種類は非常に多く、クレジットカードのブランドごとに貯めやすさや、入会金・年会費、各種条件などが変わります。そのため、お得なカードの選び方などは別の記事でご紹介させていただきます。(記事ができたらリンクしますね。)
とにかく何をどうしていいのか分からない
「とにかく何をどうしていいのか分からない」という方は、無意味にクレジットカードを増やすのは良い選択とは言えないので、まずはクレジットカード機能が付いていない会員カードを作るのがよいでしょう。そのため、「マイルは貯めたいが、クレジットカード機能は必要ない」という方と共通する内容が多いので、このまま読み進めていただければと思います。
マイルは貯めたいが、クレジットカード機能は必要ない
「マイルは貯めたいが、クレジットカード機能は必要ない」という方は、「とにかく何をどうしていいのか分からない」という方と同様に、クレジット機能が付いていない会員カードを作るのがよいでしょう。
特に、『ANAマイレージクラブカード』については、審査や本人確認書類の提出が不要で入会金・年会費も無料なので、大変気軽に作れる会員カードです。とにかくマイル口座を作りたいという方は、『ANAマイレージクラブカード』をおすすめします。
複数の会員カードを持つことはできるの?
ANAマイレージクラブの入会方法について説明する前に、違う種類の会員カードを同時に持つことができるのかについて説明させていただきます。というのも、「当初はクレジットカード機能が付いていないカードを発行したが、後からクレジットカード機能が付いているカードに変更したくなった。」というように、会員カードを複数持つ必要が生じる可能性があるからです。
結論から申し上げると、全く問題なくできます。
ANAマイレージクラブでは、『お客様番号』と呼ばれるIDごとにマイルを管理しています。それぞれのお客様番号にマイルが割り振られていくイメージです。お客様番号は1カードにつき1つ割り振られているので、カードが増えるとお客様番号も増えることになります。そのため、複数のカードを持っている人がマイルを貯めていくと、マイルが分散してしまうことになります。
しかし、複数の会員カード(複数のお客様番号)を持っている場合は、上図のように、ANAマイレージクラブの会員ページからマイルを統合できるようになっています。一度統合してしまえば1つのマイル口座のような感覚で使えるようになります。統合方法についてはまた別の記事でご紹介させていただきます。
ちょっと難しい話になってしまいましたが、複数の会員カードを持つことは可能なので、あまり考えすぎることなく気軽にANAマイレージクラブの会員カードを発行して大丈夫です。
ANAマイレージクラブカードの入会方法と手順
ここからは、ANAマイレージクラブカードの入会方法を説明していきます。
まず、ANAマイレージクラブカードの入会ページに行き、『会員登録へ』ボタンを押して会員登録へ進みます。
規約に同意し、送付先・在住国の情報を入力したら『次へ』ボタンで次に進みます。
各種必要事項を記入し、『次へ』ボタンで次へ進み、内容を確認すれば入会の手続きは完了です。
特に、英字氏名についてはパスポートと整合がとれるようにしてください。
これで登録作業は完了です。完了画面もしくは、登録後に送られてくるメールでお客様番号を確認できます。
デジタルカードではないANAマイレージクラブカードを選んだ方は、カードが送られてくるまでに数週間かかります。ただ、カードが届く前でも『ANAマイレージクラブ アプリ』にログインし、マイル登録手続きを行うことができます。
補足事項や注意点
ANAマイレージクラブの入会に関する補足事項・注意事項について、2点紹介させていただきます。
家族でマイルを共有する場合
ANAマイレージクラブでは、ANAカードファミリーマイルという仕組みで家族間でマイルを共有することが可能です。これを利用する場合、18歳以上の方はANAカードを作る必要があるのでご注意ください。ただ、プライム会員以外の方はANAカードの家族カードでも問題ありません。18歳未満の方や高校生はANAマイレージクラブカードを持っていれば問題ありません。
入会前に搭乗した場合のフライトマイルについて
ANAマイレージクラブに入会前にANA便や提携航空会社便(ユナイテッド航空、タイ国際航空、ルフトハンザ航空など)を利用した場合でも、搭乗した日から6ヶ月以内であればフライトマイルの事後登録ができるので、無駄にならないように早めに登録するようにしましょう。
まとめ
ANAマイレージクラブの入会について説明してきましたが、ANAマイレージクラブカードであれば比較的気軽に入会できることがご理解いただけたかと思います。
複数のマイル口座を統合できたり、入会前のフライトマイルを登録できたりなど、自由度が高く便利に使うことができるので、マイルを貯めようと考えているけどまだ入会していないという方は入会をご検討いただければと思います。